観劇メモ

ちょっと前だけど、チェルフィッチュ『フリータイム』を観ました。不勉強ながら全く予備知識なしで観たので、「っていうか」とか「〜な感じで」などの若者言葉や言い直しが頻発し、時系列も主格も不明瞭な独特の台詞回しや独特の役者の体の動きに前半は振り回されっぱなしで、後半ようやく感覚が追いついてきたけど、拠り所がまるでない不安定な感じを抱えたままあっさりと終了。結局、消化不良感を抱えたまま、帰りに自転車に乗ってからも「これは面白かったのだろうか?」とあれやこれや考えさせられる羽目に。たまたま友人がDVD持ってたので『三月の5日間』も観る予定。

あと、1月にNibroll『Romeo or Juliet』を観た時は、音や照明に合わせて時にバラバラに、時に全員揃って踊り叫んでいるのがただただかっこ良かったのと、別にそれ自体は特殊な動きでも何でもないのに(そんなことないか)、人間の体ってこんな風に動かすことができるんだなぁ、すごいなぁなんてそれだけ書くと当たり前のことをとても新鮮に感じた。

Nibrollは振付、映像、衣装、音楽、照明、美術など、それぞれにプロフェッショナルの方々が毎回意見を戦わせて1つの作品を作っているということで、公開リハーサルやアフタートークなんかでも観ている人達そっちのけで喧嘩しているそうで。オープンだなぁ。